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一握の砂その28
作品:一握の砂
作者:石川啄木
わが世がいやになりにけるかな龍《りよう》のごとくむなしき空に躍《をど》り出《い》でて消えゆく煙見れば飽《あ》かなくこころよき疲れなるかな息もつかず仕事をしたる後《のち》のこの疲れ空寝入《そらねいり》生※[#「呎」の「尺」に代えて「去」、第3水準1-14-91]呻《なまあくび》などなぜするや
底本:「日本文学全集12 国木田独歩 石川啄木集」集英社
1967(昭和42)年9月12日初版発行
1972(昭和47)年9月10日9版発行※冒頭の献辞と自序は、「啄木全集 第一巻」筑摩書房、1970(昭和45)年5月20日初版第4刷発行から、補いました。
入力:j.utiyama
校正:浜野智1998年8月11日公開2004年5月19日修正
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〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)アカデミー 〔Acade`mie.〕 学士院。
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
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