TOP
一握の砂その201
作品:一握の砂
作者:石川啄木
うがひの料《しろ》の水薬《すゐやく》の罎《びん》がつめたき秋となりにけり夷《なだら》かに麦の青める丘の根の小径《こみち》に赤き小櫛《をぐし》ひろへり裏山の杉生《すぎふ》のなかに斑《まだら》なる日影《ひかげ》這《は》ひ入《い》る秋のひるすぎ港町
底本:「日本文学全集12 国木田独歩 石川啄木集」集英社
1967(昭和42)年9月12日初版発行
1972(昭和47)年9月10日9版発行※冒頭の献辞と自序は、「啄木全集 第一巻」筑摩書房、1970(昭和45)年5月20日初版第4刷発行から、補いました。
入力:j.utiyama
校正:浜野智1998年8月11日公開2004年5月19日修正
青空文庫作成ファイル:このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
次へ
-------------------------------------------------------
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)聳《そび》ゆる
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)化学|叢話《そうわ》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)電磁気※[#「廴+囘」、第4水準2-12-11]転
〔〕:アクセント分解された欧文をかこむ
(例)アカデミー 〔Acade`mie.〕 学士院。
アクセント分解についての詳細は下記URLを参照してください
http://aozora.gr.jp/accent_separation.html
-------------------------------------------------------